10日目。

2002年8月26日
今日は14時に学校に到着。

基本的な修士学生の平均研究室滞在時間は10時間らしい。終電が0時28分なのでこの時点でぎりぎりである。(ちなみに博士課程の場合12時間らしい。)

今日も前日から引き続きconstruction。
結果長引いて終電までかかったのだが、途中で奇妙なことを思いついた。ぼくの研究室のあるグループはアルツハイマー病の原因蛋白質であるAPPの機能解析を行っている。このAPPがβ-セクレターゼという酵素に切断されAβというものを産生し蓄積することでAPPは発症するのだが、このAPPはその個体を殺すための遺伝子なのではなかろうかと。(もしくはβ-セクレターゼ)
ヒトを含めた真核生物は有性生殖を行い、環境に対応できるような子孫を残し、自らは老いて死を迎える、というようなサイクルが存在するわけだが、このサイクルの最終段階で回転を早めるために、死を早めるもしくは老化を促進する因子として存在するのではないかと。

個体を形成する細胞には、外部からの因子によって死を迎えるネクローシスという死以外に、不必要な細胞であると判断され能動的に死を迎えるプログラムされた細胞死アポトーシスという機構が存在する。例えば胎児期の指の間の膜状のひれや、おたまじゃくしのしっぽが短くなるのもアポトーシスが作用した例である。こうした自律的なコントロールは個体の生きるためのポイントである。それと同様に個体のコントロールもあっていいのかなと。

なんか、でも、この考え方は病気になったひとが、死ねばいいんだみたいな感じにとられかれないので恐ろしいです。(もちろんそんなことは考えてないです。)

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ところで、テレビ朝日で夜中4時半くらいにパンパシ水泳の特集がやっているのだけれど、大会テーマソングのB’zの歌を日本代表のひとたちが歌っているのがあるのだけれど、あれはどうすればよいかわかりません。少し辛いです。

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