26日目。

2002年9月11日
今日の予定

・実験(lysate回収 Transfection 植菌)
・CD購入(GOING UNDER GROUND)
・歯ブラシ購入
・論文を読む(RNAiについて 自分のメインテーマについて)

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昨日は、論文紹介。
細胞内で行われている輸送小胞が目標膜に結合する際に、膜と小胞がお互いをきちんと認識するためのSNAREという複合体の形成についてのはなし。去年、学部4年生のときに行った論文紹介は、持ち時間1時間だったところ2時間もかけてやったのに、今年はきちんと1時間程度で終了。若干、成長をしたのかなとも思う。

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論文紹介が終わった後、おととい(8日)につくっておいた、細胞を免疫染色で染めたサンプルを持って共焦点顕微鏡をのぞきに行く。そして、そのサンプルをボスである助教授に見てもらう。それから、その場でディスカッション。1時間半。

正直言って、ボスである助教授と、自分のテーマ関連のディスカッションを重ねて、どうこう言い合うのはとても楽しい。馬が合うとでも言うのだろうか。

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ぼくは、物事についてなんでも、できるだけ思った通りに、できるだけ正直に話したいと考えているし、実際にそうしていると思う。ただ、それは柔軟に対応することのできないという諸刃の剣。
上の文章で、ディスカッションは楽しいというように書いたが、逆に辛さを感じる人もいる。
また、ぼくは、ハイテンションに自分のその白熱したディスカッションのことを周りに誰彼となく話したりする。

今日、同学年のMさんが、そのことで不満を言っていた。ぼくは、自分が正しいと思ったとおりにMさんを諭した。それが、もし正しかったとしても、彼女の気持ちを汲み取ってやさしい言葉をかけてあげるほうが正しかったのではないのか。溜め込んだ鬱憤を晴らしてあげることすらさせず、ただ、自分が思う通りに話すことは本当によいことだと言えるのか?普段から、ぼくの物言いで圧迫感を与えているかもしれないのにも関わらず。

深く思った。

そして、思いつつも、メールすら出してあげることができなかった。

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>>あきぞうさんへ
えと、臨床関係というわけではないです。
分子生物学関係の大学院生をやっています。つたない日記ですがどうぞよろしくです。

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