15日目。
2002年8月31日今日の予定
・実験(QIAGEN midi prep GST融合蛋白質の精製条件検討 Transfection)
・論文を読む
--------------------------------------------------
・昨日の出来事
目を覚ます。体がよく寝たというシグナルを出している。目覚ましは午前8時にかけたはずであり、寝始めたのが5時前後であることを考えたら、そんな感覚は感じるはずもないはずなのに。
・・・寝坊。
まあ、やることもすくなかったので、帰る時間が少し変更になるだけである。(ぼくが所属する研究室は、別に何時に来ようとも、仕事さえ出来ていればよいというスタンスなので、こういう事態も割と気が楽である。)
午後5時に到着。前日に免疫染色してスライドガラスにマウントしておいたサンプルを共焦点顕微鏡で観察する。途中、少し面白い結果が出たので直接のボスである助教授に見てもらう。
「これは、、、Cellいけるよ!」
・・・それ、言いすぎ。
(Cellとは生物界の3大top journalのひとつ。Nature,Scienceという残り2誌がletterというある程度短めの形式なのに対し、Cellはarticleというボリュームのある形式が掲載される。)
・実験(QIAGEN midi prep GST融合蛋白質の精製条件検討 Transfection)
・論文を読む
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・昨日の出来事
目を覚ます。体がよく寝たというシグナルを出している。目覚ましは午前8時にかけたはずであり、寝始めたのが5時前後であることを考えたら、そんな感覚は感じるはずもないはずなのに。
・・・寝坊。
まあ、やることもすくなかったので、帰る時間が少し変更になるだけである。(ぼくが所属する研究室は、別に何時に来ようとも、仕事さえ出来ていればよいというスタンスなので、こういう事態も割と気が楽である。)
午後5時に到着。前日に免疫染色してスライドガラスにマウントしておいたサンプルを共焦点顕微鏡で観察する。途中、少し面白い結果が出たので直接のボスである助教授に見てもらう。
「これは、、、Cellいけるよ!」
・・・それ、言いすぎ。
(Cellとは生物界の3大top journalのひとつ。Nature,Scienceという残り2誌がletterというある程度短めの形式なのに対し、Cellはarticleというボリュームのある形式が掲載される。)
14日目。
2002年8月30日今日の予定
・実験(顕微鏡による免疫染色した細胞の観察 細胞継代)
・生化学学会への参加費の振込み
・論文を読む
・気分転換を考えてみる
--------------------------------------------------
日本テレビ(読売テレビ)の番組で「Kissだけじゃイヤッ!」という番組がやっていたのだけれど、この出演者のカップルの男の子が、弟と10年間口を聞いていないという話をしていた。ぼくは、10年間という深刻な時間ではないものの、1年間、母親とほとんど口を聞かなかった時期があったもので、人事とは思えず思わず見入ってしまったのである。(番組のほうは結局、兄と弟は少しずつではあるが会話を交わすようになったという後日談VTRを流して終わった。)
ぼくがそういう事態に陥ったのは、大学入試のために浪人をしていた4年前である。今では普通に話すようになっているのであるが、母親には申し訳ないことをしたという気持ちと、さりげないことでも大きく他人を傷つけることもあると再び思い出したのである。
・実験(顕微鏡による免疫染色した細胞の観察 細胞継代)
・生化学学会への参加費の振込み
・論文を読む
・気分転換を考えてみる
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日本テレビ(読売テレビ)の番組で「Kissだけじゃイヤッ!」という番組がやっていたのだけれど、この出演者のカップルの男の子が、弟と10年間口を聞いていないという話をしていた。ぼくは、10年間という深刻な時間ではないものの、1年間、母親とほとんど口を聞かなかった時期があったもので、人事とは思えず思わず見入ってしまったのである。(番組のほうは結局、兄と弟は少しずつではあるが会話を交わすようになったという後日談VTRを流して終わった。)
ぼくがそういう事態に陥ったのは、大学入試のために浪人をしていた4年前である。今では普通に話すようになっているのであるが、母親には申し訳ないことをしたという気持ちと、さりげないことでも大きく他人を傷つけることもあると再び思い出したのである。
13日目。
2002年8月29日今日の予定
・実験(sequencing 免疫染色)
---------------------------------------------------
今日は、燃えるゴミの日なので9時半に学校に到着。こうやって、定期的に早く学校に来ることができるなんてある意味事務も悪い点ばかりではないな、と考えながら、駅から研究室までの5分間の道のりを歩いて到着すると、そのゴミたちはもう撤去されたよう。どうやら、9時20分くらいに来ていた同学年の2人に捨てられたらしい。
・・・もう少し待ってくれてもよかったのに。
--------------------------------------------------
今日は実験が、数日間かけて完成させたconstructのDNAのsequenceを確認するという作業と、夕方18時くらいから細胞の免疫染色(目的とする蛋白質の特異的な抗体を用いて、その蛋白質が細胞のどのあたりに局在しているかを視覚的に確認する実験)という、かなり暇な予定だったので、9月10日に予定されている論文紹介に向けて、一日論文を読むことにした。
--------------------------------------------------
日がな一日、論文を読むことはかなり苦痛だ。実験を絶え間なく行うのも疲れるが、椅子に座って論文を読みつづけることも別の疲れがある。
こういうときに、運動なり、何か体を動かすことこそ一番の気分転換になると、頭では考えることができるのだけれど、実際に行動するのは難しい。
---------------------------------------------------------
23時45分の電車で帰宅した。
・実験(sequencing 免疫染色)
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今日は、燃えるゴミの日なので9時半に学校に到着。こうやって、定期的に早く学校に来ることができるなんてある意味事務も悪い点ばかりではないな、と考えながら、駅から研究室までの5分間の道のりを歩いて到着すると、そのゴミたちはもう撤去されたよう。どうやら、9時20分くらいに来ていた同学年の2人に捨てられたらしい。
・・・もう少し待ってくれてもよかったのに。
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今日は実験が、数日間かけて完成させたconstructのDNAのsequenceを確認するという作業と、夕方18時くらいから細胞の免疫染色(目的とする蛋白質の特異的な抗体を用いて、その蛋白質が細胞のどのあたりに局在しているかを視覚的に確認する実験)という、かなり暇な予定だったので、9月10日に予定されている論文紹介に向けて、一日論文を読むことにした。
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日がな一日、論文を読むことはかなり苦痛だ。実験を絶え間なく行うのも疲れるが、椅子に座って論文を読みつづけることも別の疲れがある。
こういうときに、運動なり、何か体を動かすことこそ一番の気分転換になると、頭では考えることができるのだけれど、実際に行動するのは難しい。
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23時45分の電車で帰宅した。
12日目。
2002年8月28日昨日は夕食のおべんとうを食べ終わると、同学年のひとが実家から持ってきたという梨をごちそうになった。
ところで、うちの研究室にはりんごを包丁で満足に向けない人がいる。同じ学年の女の子なのであるが、その事実があまりに衝撃的だったため、今回はまず最初に4等分しておき、その割り当て分を自分で剥いて食べることにした。
その場にいたのは
・梨を持ってきてくれたMさん(M1・女)
・自分(M1・男)
・Kくん(M1・男)
・Kさん(D1・男)
この順番でその包丁使いが衆目に晒される。
Mさんとぼくは無難な包丁さばき。そして次はKくん。
・・・なんで包丁使いが小刀みたいなのですか?
お願いですので、りんごや梨の皮くらいは一般人として包丁で剥けるくらいであってほしいです。(ちなみにKさんはきちんと剥けてました。)
ところで、うちの研究室にはりんごを包丁で満足に向けない人がいる。同じ学年の女の子なのであるが、その事実があまりに衝撃的だったため、今回はまず最初に4等分しておき、その割り当て分を自分で剥いて食べることにした。
その場にいたのは
・梨を持ってきてくれたMさん(M1・女)
・自分(M1・男)
・Kくん(M1・男)
・Kさん(D1・男)
この順番でその包丁使いが衆目に晒される。
Mさんとぼくは無難な包丁さばき。そして次はKくん。
・・・なんで包丁使いが小刀みたいなのですか?
お願いですので、りんごや梨の皮くらいは一般人として包丁で剥けるくらいであってほしいです。(ちなみにKさんはきちんと剥けてました。)
11日目。
2002年8月27日昨日の日記で、10日連続を記録しました。
自分でも意外。。。
あと、今日の日記では(今日、あまり印象的な出来事がなければ)後輩の院試について書きます。
---------------------------------------------------
昨日、平成15年度の修士課程の院試の結果が教授会で明らかとされ内々に出たのであるが、その主役たる4年生がひとりも結果を聞きに来ていない。これはどういうことなのだろうと。
彼らは自分の将来についてどう考えているのだろうかと不安になってしまうのである。自らの運命について、人に聞いてもらうとかそういうのはご法度だと思う。自分が3ヶ月の院試休みをもらって、その成果として成し遂げた院試の責任は自分で取ってもらいたかった。
自分のときとのギャップが悲しかった。
---------------------------------------------------
今日の予定
・実験(sequencing transfection)
・結婚式の写真のメール送付
自分でも意外。。。
あと、今日の日記では(今日、あまり印象的な出来事がなければ)後輩の院試について書きます。
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昨日、平成15年度の修士課程の院試の結果が教授会で明らかとされ内々に出たのであるが、その主役たる4年生がひとりも結果を聞きに来ていない。これはどういうことなのだろうと。
彼らは自分の将来についてどう考えているのだろうかと不安になってしまうのである。自らの運命について、人に聞いてもらうとかそういうのはご法度だと思う。自分が3ヶ月の院試休みをもらって、その成果として成し遂げた院試の責任は自分で取ってもらいたかった。
自分のときとのギャップが悲しかった。
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今日の予定
・実験(sequencing transfection)
・結婚式の写真のメール送付
10日目。
2002年8月26日今日は14時に学校に到着。
基本的な修士学生の平均研究室滞在時間は10時間らしい。終電が0時28分なのでこの時点でぎりぎりである。(ちなみに博士課程の場合12時間らしい。)
今日も前日から引き続きconstruction。
結果長引いて終電までかかったのだが、途中で奇妙なことを思いついた。ぼくの研究室のあるグループはアルツハイマー病の原因蛋白質であるAPPの機能解析を行っている。このAPPがβ-セクレターゼという酵素に切断されAβというものを産生し蓄積することでAPPは発症するのだが、このAPPはその個体を殺すための遺伝子なのではなかろうかと。(もしくはβ-セクレターゼ)
ヒトを含めた真核生物は有性生殖を行い、環境に対応できるような子孫を残し、自らは老いて死を迎える、というようなサイクルが存在するわけだが、このサイクルの最終段階で回転を早めるために、死を早めるもしくは老化を促進する因子として存在するのではないかと。
個体を形成する細胞には、外部からの因子によって死を迎えるネクローシスという死以外に、不必要な細胞であると判断され能動的に死を迎えるプログラムされた細胞死アポトーシスという機構が存在する。例えば胎児期の指の間の膜状のひれや、おたまじゃくしのしっぽが短くなるのもアポトーシスが作用した例である。こうした自律的なコントロールは個体の生きるためのポイントである。それと同様に個体のコントロールもあっていいのかなと。
なんか、でも、この考え方は病気になったひとが、死ねばいいんだみたいな感じにとられかれないので恐ろしいです。(もちろんそんなことは考えてないです。)
---------------------------------------------------------
ところで、テレビ朝日で夜中4時半くらいにパンパシ水泳の特集がやっているのだけれど、大会テーマソングのB’zの歌を日本代表のひとたちが歌っているのがあるのだけれど、あれはどうすればよいかわかりません。少し辛いです。
基本的な修士学生の平均研究室滞在時間は10時間らしい。終電が0時28分なのでこの時点でぎりぎりである。(ちなみに博士課程の場合12時間らしい。)
今日も前日から引き続きconstruction。
結果長引いて終電までかかったのだが、途中で奇妙なことを思いついた。ぼくの研究室のあるグループはアルツハイマー病の原因蛋白質であるAPPの機能解析を行っている。このAPPがβ-セクレターゼという酵素に切断されAβというものを産生し蓄積することでAPPは発症するのだが、このAPPはその個体を殺すための遺伝子なのではなかろうかと。(もしくはβ-セクレターゼ)
ヒトを含めた真核生物は有性生殖を行い、環境に対応できるような子孫を残し、自らは老いて死を迎える、というようなサイクルが存在するわけだが、このサイクルの最終段階で回転を早めるために、死を早めるもしくは老化を促進する因子として存在するのではないかと。
個体を形成する細胞には、外部からの因子によって死を迎えるネクローシスという死以外に、不必要な細胞であると判断され能動的に死を迎えるプログラムされた細胞死アポトーシスという機構が存在する。例えば胎児期の指の間の膜状のひれや、おたまじゃくしのしっぽが短くなるのもアポトーシスが作用した例である。こうした自律的なコントロールは個体の生きるためのポイントである。それと同様に個体のコントロールもあっていいのかなと。
なんか、でも、この考え方は病気になったひとが、死ねばいいんだみたいな感じにとられかれないので恐ろしいです。(もちろんそんなことは考えてないです。)
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ところで、テレビ朝日で夜中4時半くらいにパンパシ水泳の特集がやっているのだけれど、大会テーマソングのB’zの歌を日本代表のひとたちが歌っているのがあるのだけれど、あれはどうすればよいかわかりません。少し辛いです。
9日目。
2002年8月25日結婚式も終わって、まどろみから覚めると午前3時。目がさえるので、わけもなく福島の繁華街らしきところを歩く。20歳前後の人たちが群れて座っていたりする。基本的に、昼間の雑踏というものはお互いに無関心を決め込むものだと思うが、夜になるとその距離は随分と近くなり、夜の商売の人が声をかけてくる。申し訳ないがあなたたちに渡すことの出来るお金は持ち合わせていないのだと示すためは、歩くペースを変えないことだ。
それは昼間と同じような雑踏の中の無関心的空間を作り上げることが出来るためだ。
1時間ほどの短い観光は終了。
ホテルの前まで戻り、缶コーヒーを飲んでいると無性に活字が読みたくなった。普段旅行にでるときには何冊かの本は携帯しているのだが、今回持ち合わせているのは、辺見庸「もの食う人々」と、一度読んだ中嶋らも「ガダラの豚」である。
旅先では、精神的に活字を求める感覚が変化する。なぜだか無性に読みたくする瞬間が出来たりする。それは普段の生活とかけ離れた「非日常」と触れるためだろうか。それとも旅先での見知らぬ街角に孤独感を感じるためなのだろうか。
まあ、たぶんそんな作家みたいな高級な理由などではなく、日常生活で活字に触れている分、何かしらの行動で文字から離れるためなのだとは思うけれど。
ともかくも、部屋に戻ってから6時過ぎに眠りにつくまで「もの食う人々」を読んで、これもルポ作品であるため世界の各地に思いを馳せながら短い眠りについた。
--------------------------------------------------
9時に目を覚ます。
友人と13時すぎの新幹線に乗り込んで、福島を後にする。
--------------------------------------------------
家に到着したのが、午後4時。
今日も研究室に行かなくてはならない。というのも、金曜日の実験はかなり中途半端な状態で置いてきたためだ。それに細胞の継代もさぼったため気になるところ。(細胞は1枚のdishにぎちぎちに増えすぎると、お互いに刺激を与えてその性質を変化させてしまうためによくない。ぼくが現在使っている細胞はcos,HeLaというサルの腎臓の細胞とヒトの子宮癌細胞の2種である。このいずれも少しくらいは手荒に扱っても大丈夫である。)
研究室に到着。おみやげの地酒を低温室に置く。
金曜日の続きをこなし、細胞を見たところ継代するほどでもなかったので培地だけ交換する。ただ、今使っている細胞は少し古いので、-150℃で凍結させている細胞を融解させdishに撒く。
実験が終わって、2年先輩のD1のひとと、おみやげの地酒で乾杯する。昨日の結婚式の話題をしていたのだが、いつの間にか「アウトドア―インドア―引き篭もり」の関係は従属であり1次元で表すことができるという(でたらめの)仮説を(でたらめに)検証することになった。
例
・本を買う場合。
→本屋に買いに行き、公園とか外で読む場合はアウトドア派
→本屋に買いに行き、家に帰って読む場合はインドア派
→amazonで購入する場合は引き篭もり
無論、検証結果もでたらめである。
そのうちに午前0時を回ったので、終電で家へと帰った。長い一日がようやく終わった。
--------------------------------------------------
明日の予定
・実験(construction 細胞)
・論文紹介用の論文を読む
それは昼間と同じような雑踏の中の無関心的空間を作り上げることが出来るためだ。
1時間ほどの短い観光は終了。
ホテルの前まで戻り、缶コーヒーを飲んでいると無性に活字が読みたくなった。普段旅行にでるときには何冊かの本は携帯しているのだが、今回持ち合わせているのは、辺見庸「もの食う人々」と、一度読んだ中嶋らも「ガダラの豚」である。
旅先では、精神的に活字を求める感覚が変化する。なぜだか無性に読みたくする瞬間が出来たりする。それは普段の生活とかけ離れた「非日常」と触れるためだろうか。それとも旅先での見知らぬ街角に孤独感を感じるためなのだろうか。
まあ、たぶんそんな作家みたいな高級な理由などではなく、日常生活で活字に触れている分、何かしらの行動で文字から離れるためなのだとは思うけれど。
ともかくも、部屋に戻ってから6時過ぎに眠りにつくまで「もの食う人々」を読んで、これもルポ作品であるため世界の各地に思いを馳せながら短い眠りについた。
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9時に目を覚ます。
友人と13時すぎの新幹線に乗り込んで、福島を後にする。
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家に到着したのが、午後4時。
今日も研究室に行かなくてはならない。というのも、金曜日の実験はかなり中途半端な状態で置いてきたためだ。それに細胞の継代もさぼったため気になるところ。(細胞は1枚のdishにぎちぎちに増えすぎると、お互いに刺激を与えてその性質を変化させてしまうためによくない。ぼくが現在使っている細胞はcos,HeLaというサルの腎臓の細胞とヒトの子宮癌細胞の2種である。このいずれも少しくらいは手荒に扱っても大丈夫である。)
研究室に到着。おみやげの地酒を低温室に置く。
金曜日の続きをこなし、細胞を見たところ継代するほどでもなかったので培地だけ交換する。ただ、今使っている細胞は少し古いので、-150℃で凍結させている細胞を融解させdishに撒く。
実験が終わって、2年先輩のD1のひとと、おみやげの地酒で乾杯する。昨日の結婚式の話題をしていたのだが、いつの間にか「アウトドア―インドア―引き篭もり」の関係は従属であり1次元で表すことができるという(でたらめの)仮説を(でたらめに)検証することになった。
例
・本を買う場合。
→本屋に買いに行き、公園とか外で読む場合はアウトドア派
→本屋に買いに行き、家に帰って読む場合はインドア派
→amazonで購入する場合は引き篭もり
無論、検証結果もでたらめである。
そのうちに午前0時を回ったので、終電で家へと帰った。長い一日がようやく終わった。
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明日の予定
・実験(construction 細胞)
・論文紹介用の論文を読む
8日目。
2002年8月24日23日付の日記を書いたのが24日午前2時55分。
家を出発しようと考えている時間が午前9時過ぎ。なので早めに3時半には眠りに着いた。
今日は、高校時代の友人の結婚式。会場は福島市。そして自分にとってはじめての結婚式への招きであり、かつ同い年で初めての結婚でもある。
結婚式とはいかばかりのものなのか?興味がつきない。福島で友人たちと合流。とりあえずご祝儀を2万円に友人同士で申し合わせたり、お互いの現在の生活や高校時代の出来事といった話題に花を咲かせてみたり。式が始まるまでの短い時間にもかかわらず、一緒に過ごした期間も3年間でその後はほとんど顔を合わせていないにもかかわらず。
新郎新婦が入場し、式は始まる。互いの縁者たちがスピーチをする姿を遠くに眺めながら、目の前に注がれた何種類もの酒に手を伸ばしながら。特に周りと話をすることもなく思い出と感傷に浸っているうちに式は終わる。友人である新婦には悪いなあと思いつつ、口だけのおめでとうを告げて、2次会に行くこともなくホテルの部屋へと引き上げた。
家を出発しようと考えている時間が午前9時過ぎ。なので早めに3時半には眠りに着いた。
今日は、高校時代の友人の結婚式。会場は福島市。そして自分にとってはじめての結婚式への招きであり、かつ同い年で初めての結婚でもある。
結婚式とはいかばかりのものなのか?興味がつきない。福島で友人たちと合流。とりあえずご祝儀を2万円に友人同士で申し合わせたり、お互いの現在の生活や高校時代の出来事といった話題に花を咲かせてみたり。式が始まるまでの短い時間にもかかわらず、一緒に過ごした期間も3年間でその後はほとんど顔を合わせていないにもかかわらず。
新郎新婦が入場し、式は始まる。互いの縁者たちがスピーチをする姿を遠くに眺めながら、目の前に注がれた何種類もの酒に手を伸ばしながら。特に周りと話をすることもなく思い出と感傷に浸っているうちに式は終わる。友人である新婦には悪いなあと思いつつ、口だけのおめでとうを告げて、2次会に行くこともなくホテルの部屋へと引き上げた。
7日目。
2002年8月23日昨日は、飲みに行った。
同じ学科で違う研究室にいったひとである。彼と飲むのは3月の卒研発表のレセプションで少し話して以来なので、5ヶ月半ぶりである。
この時期、同じ学年の人と飲んでいて話題に上がるのは将来をどうするかである。一般的な考え方としては2つあり、
・就職する。
・ドクターに進学する。
となる。
そして、ぼくはドクターへの進学を決め、彼は就職の道を選んだのである。
ドクターに進むと、3年間は(学振をとらない限り)無給である。その代わり、ある程度気楽な立場で仕事(実験)ができる。ただ、出た後は完全に自分の力で生きていくことになるわけで、ポスドクなるのでも、海外に行くのでも、はたまた就職するのでも、全てのことを自分でやるのだという覚悟が必要になるのである。
一方、就職するとなると、給料が貰えて身分の保証ができる。
こんな将来に突っ込んだ話題には展開しなかったけれど、ぼくの頭の中ではぼんやりと考えていたのである。
--------------------------------------------------
今日は、実験がなかったわけではないのだが、研究室に到着した時間は19時であった。遺伝子を入れ形質転換した大腸菌からDNAを取り出すmini prepという作業を途中までやって21時ごろ帰宅した。
そのとき、同学年のひとと一緒になったのであるが、彼女はその進路に悩んでいるひとりである。
うちの研究室にはM1が自分をふくめて6人。
・ドクター進学(自分と男1人)
・就職(男女ひとりずつ)
・ドクターにも行きたいけど就職活動もする。(女2人)
彼女はぼくが一番優秀だと思っているひとで、本来なら彼女こそドクターにいくべきだと思うのである。それにひきかえ、自分は・・・。
急に降ってきた雨から逃げるように、走った。
--------------------------------------------------
明日は、知り合いの結婚式に行きますので、日記はおやすみです。帰ってくる25日に書きます。
同じ学科で違う研究室にいったひとである。彼と飲むのは3月の卒研発表のレセプションで少し話して以来なので、5ヶ月半ぶりである。
この時期、同じ学年の人と飲んでいて話題に上がるのは将来をどうするかである。一般的な考え方としては2つあり、
・就職する。
・ドクターに進学する。
となる。
そして、ぼくはドクターへの進学を決め、彼は就職の道を選んだのである。
ドクターに進むと、3年間は(学振をとらない限り)無給である。その代わり、ある程度気楽な立場で仕事(実験)ができる。ただ、出た後は完全に自分の力で生きていくことになるわけで、ポスドクなるのでも、海外に行くのでも、はたまた就職するのでも、全てのことを自分でやるのだという覚悟が必要になるのである。
一方、就職するとなると、給料が貰えて身分の保証ができる。
こんな将来に突っ込んだ話題には展開しなかったけれど、ぼくの頭の中ではぼんやりと考えていたのである。
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今日は、実験がなかったわけではないのだが、研究室に到着した時間は19時であった。遺伝子を入れ形質転換した大腸菌からDNAを取り出すmini prepという作業を途中までやって21時ごろ帰宅した。
そのとき、同学年のひとと一緒になったのであるが、彼女はその進路に悩んでいるひとりである。
うちの研究室にはM1が自分をふくめて6人。
・ドクター進学(自分と男1人)
・就職(男女ひとりずつ)
・ドクターにも行きたいけど就職活動もする。(女2人)
彼女はぼくが一番優秀だと思っているひとで、本来なら彼女こそドクターにいくべきだと思うのである。それにひきかえ、自分は・・・。
急に降ってきた雨から逃げるように、走った。
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明日は、知り合いの結婚式に行きますので、日記はおやすみです。帰ってくる25日に書きます。
6日目。
2002年8月22日昨日は、学校に行く前にマニキュアを購入した。でも、不慣れなものを購入するときは少し戸惑う。なんでベースコート、ハードナー、トップコートの3種類あるのだろう?自分の必要としているものがどれなのかいまいちわからない。1〜2分悩んだ後に透明のハードナーを購入。350円也。
マニキュアを何故購入したのかといえば、免疫染色という実験でスライドガラスの上にカバーガラスを乗せるときに、はさんだ液体を漏れなくするためにマニキュアで固めるためである。
研究室に到着すると、なにか物々しい様子。お茶部屋に行くと、ホワイトボードに貼られている2枚のポラロイド写真。
そこに写っているのは散乱したゴミ袋とゴミ。
前日の夜に出したゴミがカラスに散らかされたらしい。なのでうちの研究室は朝に出しなさい。という事務からの通達らしい。
確かに。確かに事務の言っていることにも納得できることはある。ただ、ぼくが空恐ろしく感じるのはその様子をポラロイドカメラで写すという負の感情である。彼らは何を思いながらその写真を撮ったのだろうか?ぼくは彼らのその姿、その表情を見たくない。
・・・きっと狂った目をしているのだろう。
--------------------------------------------------
夜になる。
徐々に研究室にいる人数も少なくなる。実験も終わり、考えていたのは研究室のHPのリニューアル案。FLASHを使いたいのだが、なかなかいいイメージが出来上がらない。
煮詰まってきたので、やっぱり今日も研究室共用の発泡酒をその場にいた5人に声をかけて、みんなであけてしまう。喉を通る泡の感触が心地よく、そしてたまらない。
--------------------------------------------------
23時半になったので、そろそろ帰ることにする。一緒になったのは同学年の女の子2人。キャンパスを歩いていると、ちらりと疑念が湧いた。ゴミ捨て場にゴミは置かれているのだろうか?と。
というのも、水曜日の朝は燃えないゴミの回収日であり、木曜日の朝は燃えるゴミの回収日なのである。つい1週間前、燃えるゴミは当日の朝に出すようにと通達があったばかりなのである。
そこで他の研究室はその決まりを守っているのでしょうかと。
その旨を彼女らに伝えると、彼女たちもポラロイド写真は頭にきていたらしく見に行くことになる。
・・・ありましたよ。燃えるゴミ。山積みになって置かれていました。
そのゴミを見ていると、事務のひとの負のエネルギーのことをもう一度思い出し、さらにその時間にゴミ捨て場を見に行くという自分たちにも負のエネルギーを感じながら、そしてその影を打ち消すように不満を述べあいながら家路へとついたのである。
この世の中はマイナスのベクトルで動いているのだろうか?と切なくなった。
--------------------------------------------------
今日の予定
・実験(細胞継代 植菌)
今日の希望
・飲みに行きたい。
マニキュアを何故購入したのかといえば、免疫染色という実験でスライドガラスの上にカバーガラスを乗せるときに、はさんだ液体を漏れなくするためにマニキュアで固めるためである。
研究室に到着すると、なにか物々しい様子。お茶部屋に行くと、ホワイトボードに貼られている2枚のポラロイド写真。
そこに写っているのは散乱したゴミ袋とゴミ。
前日の夜に出したゴミがカラスに散らかされたらしい。なのでうちの研究室は朝に出しなさい。という事務からの通達らしい。
確かに。確かに事務の言っていることにも納得できることはある。ただ、ぼくが空恐ろしく感じるのはその様子をポラロイドカメラで写すという負の感情である。彼らは何を思いながらその写真を撮ったのだろうか?ぼくは彼らのその姿、その表情を見たくない。
・・・きっと狂った目をしているのだろう。
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夜になる。
徐々に研究室にいる人数も少なくなる。実験も終わり、考えていたのは研究室のHPのリニューアル案。FLASHを使いたいのだが、なかなかいいイメージが出来上がらない。
煮詰まってきたので、やっぱり今日も研究室共用の発泡酒をその場にいた5人に声をかけて、みんなであけてしまう。喉を通る泡の感触が心地よく、そしてたまらない。
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23時半になったので、そろそろ帰ることにする。一緒になったのは同学年の女の子2人。キャンパスを歩いていると、ちらりと疑念が湧いた。ゴミ捨て場にゴミは置かれているのだろうか?と。
というのも、水曜日の朝は燃えないゴミの回収日であり、木曜日の朝は燃えるゴミの回収日なのである。つい1週間前、燃えるゴミは当日の朝に出すようにと通達があったばかりなのである。
そこで他の研究室はその決まりを守っているのでしょうかと。
その旨を彼女らに伝えると、彼女たちもポラロイド写真は頭にきていたらしく見に行くことになる。
・・・ありましたよ。燃えるゴミ。山積みになって置かれていました。
そのゴミを見ていると、事務のひとの負のエネルギーのことをもう一度思い出し、さらにその時間にゴミ捨て場を見に行くという自分たちにも負のエネルギーを感じながら、そしてその影を打ち消すように不満を述べあいながら家路へとついたのである。
この世の中はマイナスのベクトルで動いているのだろうか?と切なくなった。
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今日の予定
・実験(細胞継代 植菌)
今日の希望
・飲みに行きたい。
5日目。
2002年8月21日昨日は、ひさびさに実験をした「気分」になった。けれど、実際にはあまりしていないはず。DNAを扱って、PCR(polymerase chain reaction)したり、制限酵素で切ったり、Ligationでつないだり、そんなことで実験したという気分になってしまうのは不思議。時間の切れ目があまりないから?
-------------------------------------------------
さらに、昨日はこの前花火に一緒に行かなかった人が研究室にやってきた。けれど、いきなりやってくるのではなく、メールが届く。
「いま、研究室いる?」
「いるよ。なにか頼まれごと?」
「いいえ。このまえのお詫びも込めて、おみやげ買っていこうかと。」
うまい。これではショックを受ける間もないです。。。
プリン。おいしくいただきました。ごちそうさま。
(しかもプリンは、ぼくのかなりの好物なのです。)
-------------------------------------------------
昨日は、4年生たちの院試でした。初日なので英語。
もちろんがんばってほしいのです。でも、ある4年生が言ったこと。
「出来は3割くらいですかねえ。」
合格したいなら、合格する気があるのなら、明日の専門の試験で狙うは8割とか言わないでほしい。全部解く気でいってほしい。それが一年先輩の老婆心なのです。
-------------------------------------------------
今日の予定
・実験(constructionのつづき 細胞継代)
・研究室のHPリニューアルの草案作り
・買い物(ドライバー 充電池)
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さらに、昨日はこの前花火に一緒に行かなかった人が研究室にやってきた。けれど、いきなりやってくるのではなく、メールが届く。
「いま、研究室いる?」
「いるよ。なにか頼まれごと?」
「いいえ。このまえのお詫びも込めて、おみやげ買っていこうかと。」
うまい。これではショックを受ける間もないです。。。
プリン。おいしくいただきました。ごちそうさま。
(しかもプリンは、ぼくのかなりの好物なのです。)
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昨日は、4年生たちの院試でした。初日なので英語。
もちろんがんばってほしいのです。でも、ある4年生が言ったこと。
「出来は3割くらいですかねえ。」
合格したいなら、合格する気があるのなら、明日の専門の試験で狙うは8割とか言わないでほしい。全部解く気でいってほしい。それが一年先輩の老婆心なのです。
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今日の予定
・実験(constructionのつづき 細胞継代)
・研究室のHPリニューアルの草案作り
・買い物(ドライバー 充電池)
4日目。
2002年8月20日昨日は夕方出勤というかなりやる気のない状況でした。
求められているのは、結果。
重くのしかかる。
6月のはじめの実験報告から新しい結果がひとつしか出てないのである。(しかもその結果はそのときの実験報告で示唆したものだし。)最悪、10月の実験報告までに間に合わせたいのは、免疫染色による蛋白質の細胞内局在の確認。別の大量精製した蛋白質の結合確認実験。またもう一つ別の蛋白質の結合実験におけるカルシウム依存性の確認。できればもうひとつ別の実験もやりたいかな。
・・・あと一ヶ月ではきっと無理だな。
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ぼくは深夜にやっている番組が好きである。安っぽいお色気番組。やる気ない通販番組。若手が必死の形相でのしあがろうとするお笑い番組。延々と繰り返されるCM。渾然一体となってその夜のBGMとなる番組たち。
あるアニメがやっている。
「あずまんが大王」という番組は、月曜日にやっている深夜番組の中では一番のお気に入りだ。
とあるどこかの高校では、どこにでもいそうな女子高生たちが、どこにでもある普通の学校生活を送っている。凄い事件が起きるわけでもなく、ただただいつも通りで楽しい毎日が過ぎていくだけなのだ……。
(テレビ東京HPより。)
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/azumanga/
このあずまんが大王の驚異的なところは、その「普通っぽい」ところだと思う。そして、誰でも経験する高校時代。オーバーラップさせる楽しみ。もちろん、ぼくにも高校時代はあったわけで、平凡に暮らしていたけれど懐かしいあの頃を思い出すのです。
研究室ではこの原作が読まれていて、おおむね好評を得ているのだけれど、ある同じ学年の女の子に言わせると違和感を感じ得ない部分があるそうである。それは、「恋愛」を全くといっていいほどテーマにしていないこと。確かに。確かに、高校時代といえば無茶苦茶意識していましたよ。けれど、「恋愛」をテーマにしないことがよりシンプルにキャラクターの個性を引き立たせ、作品としての質を高めていると思うのはぼくだけだろうか?
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今日はconstruction。
5つの遺伝子を今乗せているplasmid vectorから別のplasmid vectorに乗せ換え。
あまりに最近やる気がないので、少なくとも24日までは気を抜かずにがんばろうと誓う。
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今日の予定
・実験(construction)
・買い物(ドライバー・充電池)
求められているのは、結果。
重くのしかかる。
6月のはじめの実験報告から新しい結果がひとつしか出てないのである。(しかもその結果はそのときの実験報告で示唆したものだし。)最悪、10月の実験報告までに間に合わせたいのは、免疫染色による蛋白質の細胞内局在の確認。別の大量精製した蛋白質の結合確認実験。またもう一つ別の蛋白質の結合実験におけるカルシウム依存性の確認。できればもうひとつ別の実験もやりたいかな。
・・・あと一ヶ月ではきっと無理だな。
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ぼくは深夜にやっている番組が好きである。安っぽいお色気番組。やる気ない通販番組。若手が必死の形相でのしあがろうとするお笑い番組。延々と繰り返されるCM。渾然一体となってその夜のBGMとなる番組たち。
あるアニメがやっている。
「あずまんが大王」という番組は、月曜日にやっている深夜番組の中では一番のお気に入りだ。
とあるどこかの高校では、どこにでもいそうな女子高生たちが、どこにでもある普通の学校生活を送っている。凄い事件が起きるわけでもなく、ただただいつも通りで楽しい毎日が過ぎていくだけなのだ……。
(テレビ東京HPより。)
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/azumanga/
このあずまんが大王の驚異的なところは、その「普通っぽい」ところだと思う。そして、誰でも経験する高校時代。オーバーラップさせる楽しみ。もちろん、ぼくにも高校時代はあったわけで、平凡に暮らしていたけれど懐かしいあの頃を思い出すのです。
研究室ではこの原作が読まれていて、おおむね好評を得ているのだけれど、ある同じ学年の女の子に言わせると違和感を感じ得ない部分があるそうである。それは、「恋愛」を全くといっていいほどテーマにしていないこと。確かに。確かに、高校時代といえば無茶苦茶意識していましたよ。けれど、「恋愛」をテーマにしないことがよりシンプルにキャラクターの個性を引き立たせ、作品としての質を高めていると思うのはぼくだけだろうか?
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今日はconstruction。
5つの遺伝子を今乗せているplasmid vectorから別のplasmid vectorに乗せ換え。
あまりに最近やる気がないので、少なくとも24日までは気を抜かずにがんばろうと誓う。
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今日の予定
・実験(construction)
・買い物(ドライバー・充電池)
3日目。
2002年8月19日昨日、「鬼が来た!」を観に行きました。
本当は朝か昼に観に行こうと思っていたのだけど、少し長く寝すぎたので、19時から始まる最終で観ることに。
で、2時間ほどの作品だったのだけど、終わった後ずっしりと腹に来て、容易に立ち上がれませんでした。
あらすじは、
1945年、中国・華北の寒村。村人マーは謎の人物に脅されて麻袋に入った日本兵、花屋小三郎を預か ることになる。周囲の人々は彼をどうしていいかわかならい。花屋は“殺せ!”とわめくが、マーの温情により、生きる意欲を取り戻していく。(Yahoo映画情報より)
なのだけど、戦争がもたらす「狂気=鬼」が全てを飲み込み、破滅してゆく様子が圧倒的な存在感をもって迫ってくることで、立ち上がれなくなってしまったのだと思う。
そんな感覚をリアルに感じることがないことは、たとえ平凡とはいえ生きているということは、幸せだということなのだろう。
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あまり大した実験はなかったので、夕方5時ごろゆるゆると研究室に向かっていると、帰りがけの教授とばったり。あの瞬間って、気まずい。。。
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今日の予定
・実験(細胞継代、lysate回収、construction)
・論文を読む(?)
本当は朝か昼に観に行こうと思っていたのだけど、少し長く寝すぎたので、19時から始まる最終で観ることに。
で、2時間ほどの作品だったのだけど、終わった後ずっしりと腹に来て、容易に立ち上がれませんでした。
あらすじは、
1945年、中国・華北の寒村。村人マーは謎の人物に脅されて麻袋に入った日本兵、花屋小三郎を預か ることになる。周囲の人々は彼をどうしていいかわかならい。花屋は“殺せ!”とわめくが、マーの温情により、生きる意欲を取り戻していく。(Yahoo映画情報より)
なのだけど、戦争がもたらす「狂気=鬼」が全てを飲み込み、破滅してゆく様子が圧倒的な存在感をもって迫ってくることで、立ち上がれなくなってしまったのだと思う。
そんな感覚をリアルに感じることがないことは、たとえ平凡とはいえ生きているということは、幸せだということなのだろう。
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あまり大した実験はなかったので、夕方5時ごろゆるゆると研究室に向かっていると、帰りがけの教授とばったり。あの瞬間って、気まずい。。。
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今日の予定
・実験(細胞継代、lysate回収、construction)
・論文を読む(?)
2日目。
2002年8月18日昨日の実験(免疫染色)はうまくいきませんでした。うわー。なんでだろ。なんか納得いかない。
納得いかないついでに、研究室に共用の発泡酒が置いてあったので、21時ごろから一つ下の4年生と飲む。
お決まりの会話ではじまる。
「実家には帰った?」
「最近実験どうよ?」
お盆で、いつもなら0時を過ぎても人がいる研究室も、今日はぼくと彼しかいない。
そして静かに夜は暮れていくのでした。
今日の予定
・映画を観る。
→「鬼が来た!」を観にいってきます。木曜日にも「ピンポン」を観たから、随分ハイペース。
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で、観てきました。「鬼が来た!」
感想は19日付の日記に書きます。
納得いかないついでに、研究室に共用の発泡酒が置いてあったので、21時ごろから一つ下の4年生と飲む。
お決まりの会話ではじまる。
「実家には帰った?」
「最近実験どうよ?」
お盆で、いつもなら0時を過ぎても人がいる研究室も、今日はぼくと彼しかいない。
そして静かに夜は暮れていくのでした。
今日の予定
・映画を観る。
→「鬼が来た!」を観にいってきます。木曜日にも「ピンポン」を観たから、随分ハイペース。
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で、観てきました。「鬼が来た!」
感想は19日付の日記に書きます。
初日。
2002年8月17日先日、妹と食事にいったときに思い知らされたのだけれど、自分を含む研究者と呼ばれる人種は非常にマイペースであるらしいのである。
他人のことなんて気にしない。自分が気に入らないことは徹底的に排除する。そんな感じらしい。
確かに。
確かにそのようなきらいはあると思う。ただそのような人種でないとやっていけないんだろうなというのは実感する。自分で実験計画を立てて、自分でスケジュール管理して、気になることは自分で調べて。マイペースになるのは当然なのです。
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なるほど。同じ日を更新すると、上書きしてしまうのか。。。
今日の予定はもともとは花火を見に行こうと思っていたのだけれど、一緒に見に行くひとが無理らしいので、選択肢は3つ。
・無理してひとりで花火を見に行く。
→自虐とネタ作り。もしも人が少ないのだったらありかもしれないけれど、どうせカップルとか家族とか友達とか、見ず知らずの人がわんさかいて押しつぶされそうになるだけだろうね。
・映画に行く。
→これは行きたい。「鬼が来た!」というタイトル。ただ、これは明日へ後回しにするかも。
・結局、実験をする。
→たぶんこうなるんだろうね。たぶん、何も考えなくてよいから。
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結局、研究室へ来るだけにして、他の予定はキャンセルにした。
今日の実験は、細胞の免疫染色とTranfection(細胞への遺伝子導入)
(専門用語は気が向いたときに解説します。)
花火に誘って断られた人からメールが届いた。
「今日はごめんね。花火もよかったのだけど、精神的に休まなきゃです。」
謝られて二重のショック。ちなみに同じ研究室の人なので、きっと次に会った時にも謝られるのだろう。
「この前はごめんね。」って。
その余分な「ごめんね」にやっぱり傷つくのだと思う。
他人のことなんて気にしない。自分が気に入らないことは徹底的に排除する。そんな感じらしい。
確かに。
確かにそのようなきらいはあると思う。ただそのような人種でないとやっていけないんだろうなというのは実感する。自分で実験計画を立てて、自分でスケジュール管理して、気になることは自分で調べて。マイペースになるのは当然なのです。
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なるほど。同じ日を更新すると、上書きしてしまうのか。。。
今日の予定はもともとは花火を見に行こうと思っていたのだけれど、一緒に見に行くひとが無理らしいので、選択肢は3つ。
・無理してひとりで花火を見に行く。
→自虐とネタ作り。もしも人が少ないのだったらありかもしれないけれど、どうせカップルとか家族とか友達とか、見ず知らずの人がわんさかいて押しつぶされそうになるだけだろうね。
・映画に行く。
→これは行きたい。「鬼が来た!」というタイトル。ただ、これは明日へ後回しにするかも。
・結局、実験をする。
→たぶんこうなるんだろうね。たぶん、何も考えなくてよいから。
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結局、研究室へ来るだけにして、他の予定はキャンセルにした。
今日の実験は、細胞の免疫染色とTranfection(細胞への遺伝子導入)
(専門用語は気が向いたときに解説します。)
花火に誘って断られた人からメールが届いた。
「今日はごめんね。花火もよかったのだけど、精神的に休まなきゃです。」
謝られて二重のショック。ちなみに同じ研究室の人なので、きっと次に会った時にも謝られるのだろう。
「この前はごめんね。」って。
その余分な「ごめんね」にやっぱり傷つくのだと思う。