ようやくAH-K3001Vが5月前後発表・6月前後発売されるとのリーク情報があり、ぼくもいまかいまかと心躍らせているわけです。

4月に入って、新4年生が6人やってきました。そのうちの3人がぼくと同じグループなのですが、ラボでぼくしか扱っていない蛋白質をひとり(G君)が扱うことになりました。
(ボスからは一言もそのことについての通達はぼくになかったのだけど。もちろん通達する必要はあるわけないのかもしれないのだけれど。)

ぼくのデスクはラボの共通PCに程近い席であり、4年生は自分のPCを持ってきていない人が多いせいか、しばしばPCの操作をぼくに質問するわけです。で、G君。4年生は、ボスからいくつかの読むべき論文リストを渡されており、ダウンロードして印刷した論文を読もうと思ったのでしょう、ぼくの下にやってきて言いました。単語とか調べる方法とかないですかねえと。

彼はexcite翻訳みたいなのを期待したかもしれないけれど、もちろんそんなものはないので、ぼくが最も利用しているSPACE ALCの検索コーナーを紹介しておきました。で、ふと彼の手元を見ると、一番初めに彼が読むべき(だとぼくが個人的に考える)ではない論文が握られていたので、もっとふさわしいものを紹介してあげようとしたところ、

「Akiyさん。この分野なんですか?」

とのこと。

ま、イインダケドネ。。。ちょっとカナシカッタヨ。。。
Nat Cell Biol. 2004 Mar;6(3):244-51
Interactions of GGA3 with the ubiquitin sorting machinery.
Puertollano R. et al.

どうせTGNとかの話なんだろーと思って放置していたものを読んでみる。最初は「ふんふん。なるほどねー。でもこの程度ならJBCなんじゃないの?」みたいな感じで調子のってました。でもFigure 4でたまげました。ごめんなさい。もう偉そうにはしません。。。そりゃNCBだわ。

追記
sequenceをよく見てたらTSG101の認識配列であるPSAP motifがありました。。。
だけど、だとしたら何故L276Aのmutantで結合が落ちるのだろう?謎。
あとredundancyがないことをFigure 2で断定しているけれどTSG101との結合についてはどうなんだろう。まー結合しないんだろうけれど。

斬るビル

2004年4月3日 日常
http://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se318062.html

斬るビルというゲームを研究室でやっていて指がつりそうになった土曜日。。。
博士課程にあがったことだし、少しは勉強をしているのだということで、たまに読んだ論文を取り上げていこうと思うわけです。

EMBO J. 2004 Mar 18
Ubiquitin interactions of NZF zinc fingers.
Alam SL. et al.

NZF domainとubiquitinとの複合体の結晶構造解析。気になるのは最後のFigure 6Bで、何でVps22について見ているのだろう?Vps22とVps36が結合して複合体を作るのは周知の事実なわけで、強固な複合体を形成するからUbで落とすとVps22まで見えますよということ?
多分、このFigureにはVps22単体ではubiquitinと結合できないというcontrolが必要だと思うのだが。
まあ、Figure6Cがいけてるからいいのか。
大学生になったときとも、修士に進んだときとも違う感覚。しいて言えば、高校生になったときに一番近いかも。高校生になったときは、「この3年終われば、否応なく受験だなー」と思ったから。

まあ、高校と違って3年で卒業できるとは全く保証がないのですが。。。

デジカメ購入。

2004年3月29日 日常
デジカメが欲しくなってたまらないと先日書いたのだけれど、購入しました。オークションで。DSC-MZ3。

いまさら、200万画素かよと多くの人に思われるのかもしれないけれどいいのです。

前に使っていたDSC-SX550と比べるとずいぶん小さい印象。これで小さく感じるのだから、他のおしゃれデジカメはどーなるのだという話。

適当に気になることがあったらパチリパチリやろうと考えてます。
いや、なんというかね、あまりにかっこよすぎです。
涙も見せず、恨み節も洩らさず、笑顔で会見。

それだけ、悔いのない練習を行ってこその結果であり、その結果と自分自身に一点の曇りもなく確信を持っている高橋尚子。

もし高橋尚子が選ばれて、他の人が落選したら同じように振舞えたかどうか?
多分、できなかったであろうし、もちろんぼくもできるわけないです。

だからこそのリスペクト。本当にかっこよかったです。
うちのラボのオートクレーブはプラスチック関連のものをストックする部屋にあるのだが、今日、その部屋に入ってオートクレーブを見ると、なにやら様子が違う。

何だろうとしばし眺めていると、ようやく気づく。オートクレーブの蓋を閉める直径30cmくらいのねじが折れていたのである。折れていたのは片側だけだったので蓋自体を閉めることは出来たのでよかったけど。


gelろ過用のカラムは30万。どーなんだろう。
くるり 岸田繁 CD ビクターエンタテインメント
2004/03/10 ¥2,900

グッドモーニング
MORNIG PAPER
RACE
ロックンロール
HOME TOWN
花火
黒い扉
花の水鉄砲
バンドワゴン
HOW TO GO (Timeless)

先週の水曜日、フジテレビの深夜に放送しているFACTORYにくるりが出ていたのにも関わらず、ラスト5分になるまで気づかずに悲しい思いをしたわけです。
そんなわけ(?)で購入。

まあ、"ロックンロール"最高ということで。
デジカメが欲しくなってきた。

ぼくが現在持っているデジカメはSANYOのDSC-SX550という機種で、電池もちが悪いこと以外結構気に入っていたのですが、2年前のラボでの飲み会で、酔った先輩2人がそのデジカメに汁気たっぷりの鰤大根を乗せたことでお亡くなりになってしまいました。

ぼくの人生において、そのときほど悲しく、そのときほどくやしく、そのときほど歯がゆかったことはありません。
正直なところ、今でもその憎たらしい思い出はデジカメのことを考えるたびに頭に浮かんできます。

それ以来、デジカメとは縁のなかった自分ですが、日常生活で使用するデジカメが欲しいなあと最近思ったことをきっかけに新しく買うとしたらどういった条件で絞っていくかを考えました。

1.microdrive対応
2.値段
3.大きさ(できるだけ小さく)
3.電池もち
4.動作速度

これらの条件を考えた際、というか、microdrive対応を条件に入れた段階で買うべきデジカメは一つに絞られます。

SANYOのDSC-MZ3。

結局またSANYOに落ち着いてしまうわけですが、このデジカメを買おうと考えると1〜2世代前の機種なのに、まだ割と値段がしてしまうわけで。
オークションとかで中古で買ってしまうかなあ。。。

と、思っていたら生産終了しているんですね。どーしようかなあ。
この時期(正確に言うとちょっと前まで)、ラボのみんなはぼくにこう言います。

「休み取らないんですか?」

うんざりです。いいじゃん。取らなくたって。
旅行に行かなくたって、いいじゃん。
大概、取らないよとぼくが言い終わる前には、

「だって、まとまってとれる休みってもうないじゃないですか。」

と聞かされるわけです。

外に出れば花粉だし、海外に行きたいところないし、そもそもお金がないしという状態なので、どうせ休みを取っても家でごろごろしてしまうということにしかならないのです。
ただ、3月に入るちょっと前くらいから、みんなの言葉にあおられて気分が緩んでしまってだらだら学校に来ているというのは事実なのでちょっと締めて行く必要はあるのだけど。

そんなみんなにとってはありえないと思われるような選択をしたぼくですが、今日休みを取ることにしました。
“1分子、GFP、バイオイメージングのフロンティア”
http://www.nig.ac.jp/labs/MacroMol/Sympo/sympo.html
ラボのお茶部屋にポスターが貼ってあったやつ。
ぴかぴかしたのを見てきます。

と、思いながら寝たのだけど、起きたら13時30分。

いかに自分がだめな人間かと泣きたくなりました。
先日の日記に書きました、「BclIで抜けない」という話ですが、多方面から指摘がありました。

メチル化受けると切れないよ。と。

無鉄砲に実験やるのはよくないね。関係者の皆様ご指導ありがとうございました。

追記:このコンストラクトは、同時に並行して作製している別のベクターでQuikchangeをかけられたら必要な部分だけ抜いて流用しようと思っています。
うまくいったと思い込んでいたウエスタンの結果があったのだけど、視点を変えて、というか、別のコントロールを加えてもう一度やってみると、かなりだめな結果。。。

再現とって同じ結果だったらかなりどうしような感じ。

RNAiをやってみているのだけど、こちらのほうは半分くらいにしか減らないし。

さらに、2つQuikchangeをかけてみたのだけどかからず。まあ、これはプラスミドの全長が2つとも7.4kbpとちょと長すぎたためか。
というわけで、解決方法として、

1.別の短いベクターにサブクローニングしてQuikchange
2.ワンカットで抜いてligation→Quikchange

が考えられたのだけど、とりあえず2番を選択。
片方はSacIできれいに抜けたけど、もう片方はBclIで、ちゃんと50℃でやったのにもかかわらず切れず。。。

とりあえず、このまえのウエスタン。嘘だと言ってください。

免許更新

2004年2月21日 映画
免許を更新しましたよ。

誕生日は12月3日で、本来ならば1月4日までに更新を終わらせないといけなかったのですが、忙しくて昨日行ってまいりました。

今回のような"うっかり更新忘れ"の場合、救済措置として6ヶ月までは試験なしでOKらしいです。ただその代わり余計なお金が3800円ほどかかりましたが。

今回の免許の更新で一番楽しみにしていたのは、講習で必ず見せられるという"飲酒運転したらこんなにひどい人生が待ち受けている映画"でした。
ぼくが見ることができたのは、「悲しみの連鎖〜償い〜」というものでした。
この映画の主題歌は、サブタイトルにもなっている通りさだまさしの曲で「償い」という曲なのですが、ちょと引用

月末になるとゆうちゃんは薄い給料袋の封も切らずに
必ず横町の角にある郵便局へとび込んでゆくのだった
仲間はそんな彼をみてみんな貯金が趣味のしみったれた奴だと
飲んだ勢いで嘲笑ってもゆうちゃんはニコニコ笑うばかり
僕だけが知っているのだ彼はここへ来る前にたった一度だけ
たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ
配達帰りの雨の夜横断歩道の人影に
ブレーキが間にあわなかった彼はその日とても疲れてた
人殺しあんたを許さないと彼をののしった
被害者の奥さんの涙の足元で
彼はひたすら大声で泣き乍ら
ただ頭を床にこすりつけるだけだった
それから彼は人が変わった何もかも
忘れて働いて働いて
償いきれるはずもないがせめてもと
毎月あの人に仕送りをしている


こんな感じの歌詞を物悲しいメロディにのせられているわけです。

で、内容は、加害者(名前忘れたので)が新規の契約をとって、そのお祝いとしてプロジェクトチームの後輩と一緒に飲みに行くわけです。その後、その後輩たちや奥さんのタクシーで帰れとの忠告を無視し、駅においてあったマイカーに乗り込む加害者。そしてその帰り道で被害者を轢いてしまうわけです。

そのとき、加害者は吹っ飛ばされた被害者の意識を確認しようと駆け寄るのですが、その様子を見ていた若者が救急車を呼ばなきゃと言うのです。で、加害者が自分の携帯を若者に渡すのですが、その若者が言った一言。

「あんた、酒、飲んでるね!!」

この台詞のひどいことひどいこと。。。
例えていえば、ガキの使いやあらへんでの外国人の医者が言う「コンヤガヤマダ!」的なイントネーションとやる気のなさ。

ぼくは思わず吹き出しそうになったのですが、周りは誰一人反応していませんでした。。。
その後も、歌詞にあるように、加害者の奥さんが被害者の葬式に行き土下座して謝るシーンがあるのですが、このとき出てくる被害者の弟のひどいことと言ったら。。。

なんというか見所がいっぱいでした。
Operaの新しいpreview版が昨日出ました。

前回からいくつか新しくなったらしいのだけど、7.23→7.50のような
大幅なインターフェイスの変更はありません。

気づいたこと
・bookmarkにもfaviconが表示されるようになった。
・M2と呼ばれるOperaに搭載されているメーラーにはRSS reader機能がついているのだけど、サイトによってはRSSをOperaで訪問しただけで登録してくれる。
(たぶん、普通のRSS readerではあたりまえの機能なのかもしれないけど。)
・Skinの定義が少し変わったぽい。具体的にはpersonal barが若干狭くなったりした。
・あと7.50からSTART画面というのがhotlistについたのだけど、そのSTARTをいじれるようになったらしく、新たに更新されたskinによっては素敵にいじってくれてたりする。
そういうわけで、発表終了。

かなりカミカミでわかりにくいであろうプレゼンになってしまったのだけど、審査員の先生方に聞かれた質問はまあ想定範囲内のものだったので、総合的にはこんなものかなーといったかんじです。

で、少し思ったのは以前知さんの日記に書かれていたことで、「学会で発表しても誰も手伝いにも応援にも来てくれない」といったかんじの文脈(多分。もし書かれていなかった申し訳ありません)。
うちの研究室においてはこの修士論文発表会に、遅れてくる人、途中で(家に)帰る人、そもそもいない人、、、そんな感じでしたよ。
就活とかどうしても致し方ない理由の人もいるだろうけど、なんというか、研究室のメンバーとしてのモラル、低くないですか?
というわけで、くしくもぼくが前回書いたように、大きな子供の学芸会以上の価値は存在しなかったようです。
今日は修士論文発表会ですよ。

昨日の時点ではかなり原稿を憶えると言う点でもうどうしようもない
感じだったのですが、一部つっかえつっかえになってしまうものの
プレゼンできるようになりました。
まあ、結果の量がしょぼいこと、予定調和で終わるのかなあと思うと、
おおきな子供の学芸会みたいになってしまうのではないかと危惧して
います。

ま、いまさらそんなこと言ってもしょうがないのだけど。

リスク

2004年2月13日 お仕事
例えば、スポーツを見ていたりすると、「リスク」という単語を
耳にすることがある。

野球だと、1アウトランナー1塁の場面でヒットエンドランだとか、
サッカーだと、DFのラインを上げて積極的に攻撃参加するだとか、
自転車ロードレースだと、序盤で大逃げをうってみるとか。
もちろん、リスクを負うということは、成功して得られる利益を
上回るような損失の可能性が陰に潜んでいるわけだけれども。。。

で、今日は、ぼくもリスクを負うのです。明日発表用スライドを事務に提出なのだけど、まだ、一部出来ていないので今日は徹夜。

少々テンパってまいりました。。。

追い込み。

2004年2月11日 お仕事
そろそろ追い込みの時期に入ってきているわけですが、
ぼくは今日も実験をしております。。。

最悪、明日までにPowerPointの直しを完成させないと。。。

修論提出は。

2004年2月10日 お仕事
修論は昨日審査の先生に提出したことでいちおう区切りがつきました。

現在は発表用スライドの作成中。

(でも、この前修論完成した勢いに任せて発注したツールドフランスDVDが手元に届いていてもたってもいられなかったりするわけですが。)

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